随分昔にあった尺骨神経麻痺の原因
前の項(尺骨神経麻痺を発症した時)で書いたように働きはじめて私は手の痛みに耐えかねて医師の診察を受けたのです。しかし驚いたのは10数年も前に患った肘の骨折の影響で手が今頃痛くなってきたということ。 受傷後10年、20年と経過してから痛みが出るのが尺骨神経麻痺の特徴らしいのでまぁそれは受け入れとして・・・ それにしてもこの痛みが出ている内は痛い痛い!
私が上腕骨を骨折したのが幼稚園の頃。自分で覚えているのはお使いに行って濡れた側溝の鉄板の上を走ってこけて手を付いたこと。玄関で抱きかかえられ泣きじゃくった覚えがあります。 この骨折が原因だろうことは確かです。不運だなあと思うことはこの後起こります。
諸事情(?)でウサンクサイ接骨院を受診したとか。そこで”捻挫”と言われたらしく放置。子どもの骨なんてX線撮影を両方の肘を撮影しても骨折がもっとも分かりにくい場所になるのにね。見た目だけで・・・
接骨院を受診するのも診断されるのも今となってはどうでもいいことです。だとしても私の場合は不運が重なった。
骨折すると第一にしなくてはならないことは整復といって医師の手によって綺麗な形に戻してギプス固定すること。それでも戻らない場合は、手術も適応となります。ただ子ども肘にの関節に満足のいく手術はしにくいのです。これから成長していく骨にスクリューやピンを入れることは望ましくないからです。
また話が脱線しましたが・・・要は骨折を見逃し、整復術を行わなかったので変形したまま骨が出来てきて後の障害を引き起こす余分な骨を作ることになる。これが大きな原因なのです。余分な仮骨が出来ると尺骨神経を圧迫し続けることになりいずれは神経そのものが変性して麻痺をおこすのです。
これが現在なら間違いなく訴訟やクレームがついていることでしょう。