尺骨神経麻痺による痛みを改善させるための手術
長々しいタイトルをつけていますが・・・これには理由があります。私は怪我で上腕骨が骨折してその後の治療を怠ったというか・・・(実際は近医の担当医が子供の骨折の手術を嫌ったということだったのでしょうかね)かなり変形して”骨が付いてしまいました。
”こういう状態の患者様というのは結構お見えになられます。私も同様ですが日常生活ではかなりのストレスがあります。遠目に見ても肘が変形していることは一目瞭然・・・。これが嫌で夏など最悪です。歩いているときも肘をわざと曲げていることが多いです。
それはさておき・・・私はせっかく手術をするんだったら一緒に綺麗な形に治して欲しいと願いました。
■ 骨きり手術もついでに施行してもらって・・・
経験談にも記載しますがそれは叶わぬ願いとなりました。根本的に「目的」が違います。尺骨神経麻痺を改善させる手術と骨を切って整復して固定する手術。今回の手術に踏み切った点は、「麻痺による痛み」。これを忘れてはいけない。
「骨きりの術式」は、見た目を求めれば綺麗になる。でも30歳近くにもなると骨が付きにくい。前述のように骨きり術は、不必要に出来た骨を切り必要な骨を接合します。ピンやプレートで固定したりするのですが年齢を重ねるごとに骨は付きにくい。もし骨が付かなければ切った骨と骨はぐらぐらのまま・・・。再オペ、再オペで人口骨を入れたり予後が悪くなる可能性も。私はそういう方を知っています。
成功率が極めて低い骨きり手術より痛みの少ない生活を送ることが出来るようになる尺骨神経の前方移行術を選びました。これで十分痛みは取れるはずです。
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