ネットで繋がり広がります。”尺骨神経麻痺”でお悩みの皆さんへ。

尺骨神経麻痺の原因

尺骨神経麻痺の症状を引き起こす原因はとてもたくさんあります。

一般的に挙げられる尺骨神経麻痺の原因は、私のように上腕骨外果骨折による肘の変形や、手関節の受傷による変形など尺骨神経の”通り道”になる場所の病変です。 これらの道が変形すると尺骨神経は運動するときなど筋肉や靭帯に無理な圧迫を受けることになり麻痺を発症します。私は、既に肘が変形しているので麻痺を発症しやすいです。

尺骨神経麻痺は、日常の生活でも発症します。原因は主に2つ。自動車を運転するときに肘掛に体重をかけて運転すると1,2日中に発症します。これは、肘部管症候群と呼ばれます。長時間のパソコンによる作業で肘に体重がかかると発症するのも同じ原理ですね。

もう一つが自転車を長距離運転するときに手の平に体重をかけて運転すると発症します。ギオン管症候群は、床に壁にもたれて肘を付いてする職業の方に起こりやすい原因とされています。 また脱臼やうつぶせでの睡眠時の肘の圧迫などのケースもあります。

■ 骨折後10数年なにも起こらなかったのに・・・

私の場合、骨折していたのは幼少時ですが捻挫との判断だったので”安静に”という指示があっただけ。で結局は骨折しててそのときはもう骨もずれたまま付いてしまいました。そのまま15年近くもの間何事も無く時は経過しました。

そしてある日の朝、手に激痛が走りました。尺骨神経麻痺の発症の引き金となったのはおそらくうつぶせでの睡眠時の肘の圧迫がそれだったのだろうと思います。詳しくは「尺骨神経麻痺を発症した時」を参照ください。

上腕骨外果骨折
小児における肘の怪我でも多い部類に位置します。転倒時、転落時に腕を伸ばした状態で手を突くと折れます。肘の骨折は特に小児ではレントゲンを撮ってもわかりにくいために慎重に診断されます。よほど診断能力に長けていなければ両側のレントゲンを取るのが通例。手術もしにくい場所になるためなるべく整復術とギプス固定で経過を診る。固定部位の転位が大きければ細いピン等を経皮的に骨に刺して固定する。(経皮的骨接合術)
整復術
外部から骨折部を整形すること。多くは透視撮影下にて同時に行われる。上腕骨外果骨折など整形外科領域では手術するほど転移が無いような症例では整復術とギプス固定のみが選択されることが多い。